宇宙輸送用語集
遷音速
  せんおんそく
音速と同じくらいの速度

空気の中を飛ぶ飛行機などの速さを、音の速さ(音速)に比べて何倍というように表したものをマッハ数と呼びます。これは、空気の流れの性質が音速との比率で変化する性質を持っているためです。例えば、50年くらい昔に人の乗った飛行機が音の速さ以上で飛ぶことに挑戦していた頃には、「音の壁」という表現がありました。これは、音速に近くなると、空気の抵抗が大きくなったり、機体の姿勢の釣り合いの様子が急に変わったりすることから、そのように表現されたものでした。音と同じ速さをマッハ1と呼びます。遷音速とは、音速と同じくらいの速度のことです。機体の周りの流れは、機体の速度より速いところと遅いところができるため、遷音速では、機体の周りに音速以上の所と音速以下の所の両方が現れます。空気の流れは、音速を超えると衝撃波が現れるなど、流れの性質が変わるため、遷音速付近では、速度が少し変化すると、機体に働く力などが急に変化することがあります。

[ 参考 ]

亜音速
極超音速
マッハ数