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ロケット

H3

MORE STORY1:国産大型液体ロケットのあゆみ

国産大型液体ロケットのあゆみは、N-Iロケット(1975年初飛行)の開発から始まりました。当時、日本では気象衛星などの数百kgの大型静止衛星を早く打ち上げたいという要望が強かったことから、N-Iロケットはアメリカからの技術導入により開発が進められました。1981年には、打ち上げ能力を向上させたN-IIロケットが打ち上げられました。

N-IロケットとN-IIロケットは着実に打ち上げ実績を重ねましたが、海外からの技術導入だったため、トラブルが発生しても日本だけで原因究明できないなどの問題がありました。このような問題を受け、日本が自立的に宇宙活動をするためには国内にロケット開発技術を保持することが重要であるという認識が高まり、ロケットの国産化率向上に向けた取り組みが加速しました。

1986年初飛行のH-Iロケットでは、第2段エンジンを国産化しました。このとき開発されたLE-5エンジンは今に至るまで改良が重ねられ、H3ロケットの第2段エンジンLE-5B-3にまで引き継がれています。H-Iロケットに続いて開発されたH-IIロケット(1994年初飛行)は、衛星フェアリング、機体構造、第1段エンジンに至るすべてを国産とした純国産ロケットとなりました。このようにして日本は独自のロケット開発技術を保有するに至りました。

日本の大型液体ロケット

H-IIロケットは日本にとって初めての大型ロケット開発だったこともあり、打ち上げコストは海外のロケットに比べて割高でした。打ち上げコストの低減を目指したH-IIAロケット(2001年初飛行)の開発では、ロケットをシンプルにすると共に、安い部品については海外から調達するなどの取り組みを行いました。H-IIAロケットはこれまで30機が打ち上げられ、世界でもトップクラスの打ち上げ成功率を誇っており、現在の日本の主力ロケットとして活躍しています。

その後も、H-IIBロケットの開発で第1段エンジンのクラスタ化を実現し、基幹ロケット高度化開発で第2段エンジンの性能向上を行うなど、着実に宇宙輸送技術をステップアップしてきています。そして、世界のロケットを取り巻く環境も、近年大きく変化しています。

MORE STORY2:打ち上げサービス需要の多様化

宇宙利用ビジネスの環境変化や技術的な革新により、打ち上げサービスの需要は多様化してきています。

通信会社などの静止衛星は、長寿命化や性能向上のために大型化してきており、H-IIロケット開発時の仕様を受け継ぐH-IIA/Bロケットでは現在の衛星打ち上げ需要を十分に取り込めなくなってきています。

また、人工衛星の電気推進などの技術の向上、宇宙利用の用途拡大などにより、さまざまな重量や軌道の人工衛星が登場することが予想されます。

※静止軌道とは、赤道上約3万6千kmの軌道です。静止軌道の軌道周期と地球の自転は同期しているため、地球からは静止軌道を周回する人工衛星は常に上空の同じ位置にあるように見えます。そのため、地上の特定地域の間をつなぐ通信・放送衛星でよく採用されます。

MORE STORY3:競合ロケットの競争

現在、世界の商業衛星の打ち上げは欧州、ロシア、米国がシェアを競っています。商業衛星打ち上げ市場をリードしてきた欧州とロシアは信頼性、打ち上げ価格、サービスなど、それぞれ強みをもってビジネスを展開しています。

競合ロケット(現在)

競合ロケット(現在)

米国では、企業家として知られるイーロン・マスク氏が立ち上げたスペースX社が、従来よりも安価な打ち上げ価格でシェアを増やしています。
そして、2020年代に向けて、欧州ではアリアン6が、ロシアではアンガラが開発されており、アメリカでもファルコン9の改良開発がすすめられています。

競合ロケット(2020年頃)

競合ロケット(2020年頃)

MORE STORY4:日本の状況とこれから

日本は、2015年11月に打ち上げたH-IIロケット29号機で初めて商業衛星を受注し、いよいよ商業衛星打ち上げ市場に本格的に参入する機会を得ました。H3ロケットにより、これまで培ってきた高い信頼性を強みとしつつ1回あたりの打ち上げ価格を低減し、商業衛星の受注により打ち上げ回数を増やすことで、産業面からもロケットの基盤を維持・発展させることとしています。

日本がこれからも自立的に宇宙開発を進めるためには、自前のロケットは欠かせません。H3ロケットは、日本の宇宙開発を支える屋台骨としての重要なミッションを担っています。

画像:H3ロゴマーク

H3ロケット開発のロゴマークを作成しました。本マークは、H3ロケットの開発担当者が心をひとつにしてゴールを目指すために作成したシンボルマークです。

「これからの日本の宇宙開発を支えるH3ロケットが力強く宇宙に向かってゆく姿」をシンプルに表現するため、幾何学的なラインで構成しています。オレンジはH3のイメージカラーです。その両脇の白は、固体ロケットブースタと噴煙を表しています。

本文ここまで。
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:宇宙から見た地球を紹介 地球観測研究センター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
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