H3ロケット

H3ロケットに込めた思い

一歩ずつ確実に全体の打上作業の進行判断を行います

布野 泰広

打上げ隊の班名・担当

打上実施責任者

H3ロケット試験機1号機における担当業務と概要説明

打上執行系、打上安全監理系等各系の準備状況を逐次確認して、一歩ずつ確実に全体の打上作業の進行判断を行います。 最終的に、自分自身で一点の曇りもなく打上げ成功の確信をもって、打上最終Go/NoGoの判断を行います。

H3ロケットに込めた思い

我が国の液体ロケット開発は、米国からの技術導入により1970年から本格的に開始され、N-I、N-II、H-Iと段階的に技術習得を行い、1994年にH-IIを打上げ、全段自主技術開発能力を確立しました。 その後H-IIをベースに開発したH-IIA、Bを50機以上打上げ、世界でトップレベルの打上成功率、オンタイム打上率を誇っています。 H3ロケットは、N-I、N-II、H-I、H-II、A、Bと続いて来た我国ロケット開発、運用の集大成のロケットです。 いままで経験してきたすべての知見を投入して開発しているロケットです。 我が国の輸送系を、自律的持続可能な体系へ変換しうるロケットです。H3TF1の打上は、50年にわたる我が国ロケット開発の答えを出す打上げです。

©Japan Aerospace Exploration Agency