H3ロケット

H3ロケットに込めた思い

ロケット開発が、H3で一つの集大成を迎えます

井上 史也

打上げ隊の班名・担当

射場班/ロケット班/設備班

H3ロケット試験機1号機における担当業務と概要説明

今回の打上げでは、射場班情報管制系およびロケット班電気系と設備班電気系を担当します。これまで射場班にて管制業務を主に担当しておりましたが、ロケット班および設備班電気系も合わせて担当することとなりました。
H3ロケットでは、新しいロケット系情報システムの開発を行い、今回はその初運用になります。これら確実な運用を行い、今回の打上げを成功させることが、わが国のロケットの未来を図る試金石となると考えています。

H3ロケットに込めた思い

イプシロンロケット試験機の打上げに携わってからはや10年。今度はH3ロケット試験機1号機がついに打上げを迎えます。
日本の宇宙開発はまさに挑戦の歴史です。ペンシルロケットから独自開発が始まったわが国のロケット開発が、ついにH3で一つの集大成を迎えます。
H3ロケットは技術立国日本の誇りを担っており、我々は国民を代表し、このロケットシステムを作り上げる使命を持っています。 わが国の未来を託されている矜持を胸に、日本人技術者として名に恥じない打上げとするべく、尽力したいと思います。

©Japan Aerospace Exploration Agency