事業推進部
LE-9の原型であるLE-Xの研究から携わり、LE-9ではターボポンプ開発を担当していました。 特に内部に使われている軸受や軸封シールについては自ら試験を行い、開発を行ってきました。現在は輸送系全体の予算管理をしています。
LE-Xの研究をしていた頃は、このエンジンの翔ぶ日が来ることを想像できずにいましたが、15年を掛けていよいよその日を迎えるに至り、自信と恐怖が交錯した感情に襲われています。
自ら仕様を選び試験を重ね送り出したものに絶対的な自信はあるものの、得も言われぬ怖さを、多くの仲間、戦友と辛く苦しい日々を乗り越えてきたことを思い起こしては振り払っています。
我々の想いが深い空を貫き、天に届くことを祈っています。
©Japan Aerospace Exploration Agency