H3ロケット

H3ロケットに込めた思い

一日も早く活躍の舞台に立たせたい

岡田 匡史

打上げ隊の班名・担当

打上げ執行責任者

H3ロケット試験機1号機における担当業務と概要説明

試験機1号機の打上げは、ロケットや打上げ設備を準備万端整えることはもちろんですが、JAXA内外の多くの方々と一体になって臨むものだと思っています。 それら全ての準備が整ったと隅々まで納得することができた時に、ミッション成功を確信してGOを出すのが打上げ執行責任者の役割です。
この判断を瞬時に行う必要もあり、よい耳と平常心を持つよう心がけています(難しいですが)。

H3ロケットに込めた思い

「ずっと手軽に、ずっと安心して使えるロケット」「これからの宇宙利用をささえるロケット」「世界中の人たちが使いたくなるロケット」。このような3つの望みをカタチにすることで、H3ロケットが生まれました。
25年ぶりのフルモデルチェンジには数々の困難が待ち受けていましたが、試験機1号機としてゴールが見えるところまでたどり着きました。ここから打上げまでは急峻な道が続きます。
「3つの望みを叶えるH3ロケットとして一日も早く活躍の舞台に立たせたい」日々そんな思いでいますので、もし、大空に吸い込まれてゆく試験機1号機をこの目で見られたら(実際には管制室にいるのですが)、 きっと気持ちが溢れて、滲んで見えなくなってしまうのでしょうね。

©Japan Aerospace Exploration Agency