H3ロケット

射場系追尾局の確認試験

2021年3月6日(土)

射場系追尾局の確認試験 ©JAXA

飛行中のロケットの情報は電波に乗せて射場系追尾局のアンテナで受信します。追尾局は日本国内の他、海外にもあり、ロケットの飛行経路に合わせて電波の受信をリレー形式で追尾を行います。
写真は、竹崎総合指令棟(RCC)の運用管制センターで射場管制官(RCO:Range Control Officer)が作業の指示を出しているところです。この日は追尾局のアンテナを事前解析したロケットの軌道に沿って駆動させ、正常に動作するのかを確認しました。
H-ⅡAでは追尾局に運用者を配置していましたが、H3ではRCCからの遠隔操作を行う集中管制となりました。すべての運用者が同じ部屋にいて確認したいことや局の状況をすぐに聞けるので、運用スピードがとても速くなったと感じています。

©Japan Aerospace Exploration Agency