2021年6月7日(月)
フェアリングアンビリカル離脱試験 ©JAXA
ロケット先端のフェアリングは、打上げ直前までオレンジ色のダクトで地上設備と繋がっています。これはフェアリングアンビリカルと呼ばれ、これを通して空気を供給することで、フェアリングの中に搭載される人工衛星の温湿度環境は一定に保たれます。打上げ時には機体が上昇すると離脱する設計になっており、今回の試験では設計通りに離脱するか、その後の挙動に問題がないかを確認しました。写真は離脱直後を捉えたものです。一発勝負の試験なので、たくさんのカメラで記録を行い、うまく離脱した時にはホッと一安心でした。
©Japan Aerospace Exploration Agency